大阪の美容外科医が教える!脂肪吸引のすべてがわかる完全ガイド 大阪の美容外科医が教える!脂肪吸引のすべてがわかる完全ガイド

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脂肪吸引で起こる可能性がある後遺症

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脂肪吸引では、麻酔をおこない皮膚を切開して余分な脂肪を吸引します。そのため、後遺症の可能性をゼロにすることは不可能だといえるでしょう。大切なのは、脂肪吸引を受けることによってどんなリスクがあるのかを理解すること、後遺症を起こさないためにしっかり対策をおこなうこと。また、どの医師のもとで脂肪吸引を受けるのかも重要です。
ここでは、脂肪吸引を受けることによって起こる可能性のある後遺症について解説します。

脂肪吸引で起こる後遺症

脂肪吸引によって起こる可能性のある後遺症には、さまざまなものがあります。「起きやすい後遺症」「まれに起こる後遺症」「極めてまれに起こる後遺症」の3つに分け、それぞれ紹介します。

起きやすい後遺症

むくみ

施術後の後遺症として起こりやすいのがむくみです。脂肪吸引をおこなうことで内部組織に空洞ができ、その空洞にリンパ液や血液、麻酔液などが溜まりむくみが生じます。時間経過とともに改善することがほとんどのため心配ありませんが、むくみの期間を短くするために軽い有酸素運動などで汗から体内の水分を排出する方法もあるようです。

皮下出血斑

暗い赤色や赤紫色のアザが出現し、その部分を押すと少し痛みを感じます。脂肪吸引では皮膚を小さく切開してカニューレ(細い管)を挿入し、脂肪を吸引しますが、その際に毛細血管が傷つき出血し、皮下出血斑を起こしてしまうのです。
皮下出血斑の治療はとくに必要ありませんが、圧迫したり冷やすことで症状を軽減できます。2週間ほどで落ち着きますが、心配であればクリニックに相談してみてもよいでしょう。

腫れ

脂肪吸引の際にカニューレが皮下組織を傷つけることで、それを治そうとする創傷治癒が働きます。そのため吸入した部位や周辺が膨らみ、腫れたようにみえることも。触るとプヨプヨとしていますが、圧迫したり冷やすことで症状が落ち着きます。
皮下出血斑と同様とくに治療の必要はありませんが、気になる場合はクリニックに相談しましょう。

肌の凸凹

脂肪吸引によって肌にボコボコした凹凸感が出ることがあります。「脂肪の取りムラがある」「脂肪を取りすぎた」といった医師の腕や、「施術後の圧迫処置が適切でない」ことなどが原因です。1ヵ月ほどで落ち着き始め、半年ほどで気にならなくなることがほとんど。術後の圧迫と軽度のマッサージをおこなうことで症状が出にくくなりますが、患者さんに合わせて適切な脂肪吸引をおこなえる医師の腕も重要です。

しびれ、感覚の鈍さ

カニューレが末梢神経を損傷することでしびれが引き起こされます。触っても感じにくいなどの感覚の鈍さが気になるケースも。また、施術中に同じ姿勢をとり続ける・包帯圧迫などで神経が圧迫されることでしびれや感覚の鈍さが起こることもあります。治療方法としては基本的には自然回復を待ちますが、ビタミンB12の内服をおこなうこともあります。

傷跡

脂肪吸引をおこなう際、挿入したカニューレを何度も往復させます。そのため摩擦によって傷口に挫滅がおき、傷跡が目立ってしまうことも。傷の赤みがしばらく残ったり、幅のある傷跡になる、傷口がもり上がっており押すと痛むなどの症状が出ることもあります。
治療としては圧迫やトラニラストの内服、ステロイド注射、遮光などが有効。カニューレは脇や太ももなど傷跡が目立ちにくい部分から挿入しますが、傷跡を目立たせないためには施術をおこなう医師の技術力が重要です。

色素沈着

色素沈着は皮膚と筋組織が癒着することで起こります。脂肪吸引では「脂肪の取りすぎ」が原因となるため、皮膚側に適量の脂肪を残すことが大切。なお、色素沈着を起こした部分の肌は茶色っぽくガサガサと硬い印象になってしまいます。治療としてはビタミン剤の内服や漂白外用薬の塗布、脂肪注入などが挙げられます。脂肪を取りすぎないことが大切なため、医師の腕が重要です。

ひきつれ感

脂肪吸引した部分が硬くなり、ひきつれ感(拘縮)の症状が出ることがあります。時間経過とともに改善されていきますが、術後半年ほど経っても改善しない場合は「脂肪を取りすぎている」可能性も。脂肪を取りすぎたことで皮膚と筋膜が癒着してしまい、ひきつれや色素沈着の原因となります。術後しばらく経ってもひきつれ感がなくならない場合はクリニックに相談することをおすすめします。

吸引の過不足による不自然な仕上がり

脂肪を取りすぎた(過吸引)、脂肪の吸引量が少なかった(吸引不足)などの場合、脂肪吸引によって細くなった部分と太さが変わらない部分が生じてしまいます。また、皮膚が張り付いたように見た目になってしまうため、不自然な仕上がりに。対処としては脂肪を取りすぎた部分には脂肪注入を、脂肪の吸引不足の部分には再吸引をおこないます。仕上がりの美しさを得るためには腕のある医師に施術してもらうことが大切です。

リバウンド

脂肪吸引を受けたことに安心し、暴飲暴食や運動不足などになってしまうとリバウンドします。脂肪吸引をおこなった局所的な部分は痩せたものの、体全体では太ってしまい見た目のバランスが悪くなります。リバウンドを避けるために、有酸素運動や食事管理は継続しておこなう必要があります。

筋肉の損傷

皮下脂肪の下には筋膜や筋肉があります。脂肪吸引の際にカニューレを筋膜や筋肉の深さまで挿入してしまうと、筋肉が損傷し強い筋肉痛を引き起こします。経過観察をして症状の改善を待つことがほとんどですが、正しい深さに挿入して脂肪吸引をおこなうことが大切です。

かゆみ

術後の包帯圧迫によるかぶれが起こり、かゆみを感じます。かゆみが悪化すると水ぶくれになり、色素沈着が起こることも。術後の圧迫はさまざまな後遺症対策として必要ですが、かゆみが気になる場合はクリニックに相談するとよいでしょう。

まれに起こる後遺症

脂肪塞栓症

脂肪吸引時に血管が損傷され、脂肪組織の一部が血管内に入ってしまうことがきっかけで起こります。血管内に入り込んだ脂肪組織は血栓をつくり、脳塞栓や肺塞栓などを引き起こす可能性も。どの血管が詰まってしまうかで塞栓が起きる部位も異なりますが、塞栓が認められた場合には救急搬送が必要。治療では血管拡張剤や塞栓溶解などをおこないますが、迅速に対処しなければ塞栓による後遺症を残す可能性もあります。

血腫

脂肪吸引時に血管が損傷された場合、多量の出血を伴うことがあります。血液が皮下に溜まると血腫となり、吸引部分が強く腫れたり皮膚が赤黒くなることも。血腫が生じたときには穿刺吸引をおこなったり、洗浄や圧迫にて対処します。

感染症

脂肪吸引では皮膚を小さく切開してカニューレを挿入しますから、不潔な状態で施術をおこなうと感染症を引き起こす可能性があります。感染症を引き起こすと吸引部位の痛みや腫れ、膿み、発熱などの症状が起こります。治療は感染症の症状によって異なるものの、抗生剤の投与や洗浄などをおこないます。
また、患者さん自身の免疫力が低下していると感染症を引き起こしやすくなりますので、施術を受ける際の体調管理には気をつけましょう。

熱傷

クリニックによっては、脂肪吸引をおこなう際に超音波機器を用いて脂肪を溶かす方法を採用している場合もあります。吸引しやすくするためですが、超音波機器によって皮膚を火傷する可能性も。皮膚の色の変化や水疱程度の症状の場合もあれば、皮膚の壊死や欠損につながることもあります。治療では患部を冷やしたりステロイド外用薬の塗布をおこない、速やかな処置が大切。医師が超音波機器の取り扱いに精通しているかが、熱傷を引き起こさないための重要なポイントです。

漿液腫

脂肪吸引によって皮下に空洞ができ、体液が貯留することで漿液腫(しょうえきしゅ)という膨らみが生じることがあります。触るとプヨプヨしているほか、腫れたように見えることも。漿液腫を引き起こさないようにすることは難しいものの、穿刺吸引を数回おこなうことで溜まった体液を排出できます。

極めてまれに起こる後遺症

内臓損傷

腹部の脂肪吸引をおこなった際にカニューレが筋膜や腹膜を貫き、そのまま吸引をおこなうと内臓を損傷してしまいます。たとえば内臓損傷によって腹膜炎を引き起こすと腹部に激しい痛みが生じます。
局所麻酔科での吸引であれば腹部穿孔にはすぐに気づけますが、内臓損傷を引き起こしてしまった場合は緊急手術にてすぐに穴をふさぎます。損傷時の対応では特に医師の腕が重要視されるため、脂肪吸引を受けるクリニック選びは慎重におこないましょう。

麻酔事故

脂肪吸引に限ったことではありませんが、全身麻酔をおこなうことで血圧低下や心停止、低酸素血症などのリスクが高まります。アレルギーや悪性高熱症の場合もあり、蕁麻疹や呼吸困難、発熱や筋肉の硬直が起こることも。全身麻酔は麻酔科医の管理のもとでおこない、異変を見逃さない環境を整えることが大切です。

死亡

脂肪吸引によって合併症を引き起こし状態が悪化すると、最悪の場合は死に至る可能性もあります。たとえば腹膜炎から敗血症性ショックを引き起こすケースも考えられます。
脂肪吸引によって死に至るケースは極めてまれではあるものの、過去には事例もあります。そのため、信頼できるクリニックや医師のもとで脂肪吸引を受けることが大切です。

後遺症やリスクを避けるための対策

【施術前】

信頼できるクリニックと医師を選ぶ

後遺症などのリスクをゼロにすることはできませんが、どのクリニックでどの医師に脂肪吸引をおこなってもらうかはとても大切です。医師の腕によって避けられる後遺症もありますので、施術実績や治療に対する姿勢、衛生環境などさまざまな観点から信頼できるクリニックを選びましょう。「料金が安いから…」「口コミで評判らしいから…」などの理由だけでクリニックを選ぶのはおすすめできません。

体調を整えて施術にのぞむ

たとえば風邪を引いている・疲れが溜まっているなどで免疫力が低下していると、感染症などのリスクが高まります。また、貧血気味の方は施術時の出血によって体調を崩してしまうことも。施術前には鉄分を摂取しておく・しっかり休んで疲れを取っておくなどの体調管理に注意しましょう。

持病がある・服用している薬がある場合は主治医に相談しておく

たとえば血液をサラサラにする薬を服用している場合、施術前に服用できないこともあります。また、心疾患のある場合なども注意が必要。安易に「大丈夫だろう」と考えず、主治医に相談してから施術を受けることが大切です。

肉割れや妊娠線がないかチェックする

肉割れ線や妊娠線がある部位の脂肪吸引をおこなうと、皮膚弾力に乏しくたるみを引き起こす可能性があります。施術前には医師にしっかり診察してもらい、脂肪吸引に適しているか確認しましょう。

【施術前・後】

禁煙する

術前術後などは禁煙し、末梢循環の悪化を避けることが大切。脂肪吸引をおこなった部位では創傷治癒が起こり、末梢循環が活性化します。喫煙していると傷の治りが遅くなり、合併症につながる可能性が上がってしまいます。

医師の指示に従ったアフターケア

後遺症などのリスクを避けるために、医師の指示に従うことが大切。術後に安静にする・圧迫する・薬剤を服用するなどの指示にはきちんと従いましょう。また再診も必ず受け、気になることがある場合には遠慮せずに相談しましょう。

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監修医師

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川端 久雅先生

日本美容外科学会(JSAPS)専門医
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TEL:0120-299-939

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