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脂肪吸引の仕上がりを美しいものにするには、術後のケアが大切です。とくに、むくみやたるみを抑えられる圧迫をしっかり行うことで、結果が大きく変わります。
ここでは、そんな圧迫の重要性や圧迫を行わないと引き起こす可能性のあるリスクについて解説しています。
脂肪吸引後によく術後ケアとして用いられているのが、圧迫固定です。術後の圧迫固定には包帯が使われます。包帯をキツく巻くと、皮下出血を防いで術後の腫れを小さくすることが可能です。包帯が外れたらガードルやウエストニッパー、サポートタイプのストッキングなどで圧迫します。ガードルなどによる圧迫固定は、施術による仕上がりを美しく整えてくれるだけでなく、痛みや内出血を軽減し、皮膚の収縮を助けてくれる効果があるのです。
また、圧迫固定を行うときは、単に締めつければいいわけではありません。例えば、腕の真ん中だけを圧迫すると、指先に近いほうの血流が滞ります。施術を受けた部位だけでなく、腕全体を圧迫するのがおすすめです。脚を圧迫する場合は末梢部分を強くして、中枢は少し弱めるといった工夫も取り入れてみてください。
脂肪を取り除いた空洞に麻酔液やリンパ液などの水分が溜まっていると、むくみが生じる場合があります。重力に従って、水分が下に向かうからです。術後の適切な圧迫固定は、重力に抵抗して体のバランスをキープしてくれるので、むくみを抑えられます。
また、圧迫固定を外した後のセルフケアも重要。脂肪吸引の効果や仕上がりに影響します。ストレッチやマッサージを、その日の体調に合わせて取り入れるといいでしょう。脂肪吸引を受けたクリニックでは、アフターケアとして超音波や機器を使ったマッサージなどをすすめてくれるところもあります。
圧迫固定をし続けてしまうと、吸引した部位に新しくできた繊維組織は、皮膚と皮下層をくっつけてくれません。適切な圧迫固定を行ったのにまだつまめる脂肪が残っていると感じるのは、皮膚と皮下組織の付着がうまくいかず、たるみが生じるためです。もともと皮下脂肪量が多くあり、脂肪吸引で大量に皮下脂肪を取り除いたという方に、多く見られます。
部位にもよりますが、包帯やサポーターでがっつり固定されるので、二の腕や太ももなどを施術すると関節部分にも影響が及ぶので注意が必要。また、施術当日は固定されることを見込んで、ゆったりした服装を着ていくようにしてください。また、ウエストまわりの脂肪吸引を行う場合は、1~2サイズ大きめの下着を用意しておいた方がいいでしょう。
脂肪吸引の術中・術後体験談は以下で紹介しています!
圧迫固定で不自由を感じたら、必ず医師に相談を
むくみやたるみの予防、痛みの抑制など、術後の圧迫固定には様々な理由があります。ただ、単純に強く締め付ければいいという訳ではないので、自己判断で圧迫を強めたり弱めたりせず、圧迫で不自由を感じたら医師に相談しましょう。
圧迫固定などの術後処置を適切に行うことで、ダウンタイムの経過を良化させたり、日常生活への復帰を早めることにもつながります。圧迫だけでなく、術後に不具合を感じることがあれば、必ず医師に相談するようにしてください。
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