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脂肪吸引体験レポートの第二弾!続けて脂肪吸引の体験をしてもらったのは、30歳を迎えたばかりのサトミさんです。
サトミさん(仮)
30歳・156cm・63kg
「運動するのは嫌いじゃないので、頑張ってダイエットしたりもするのですが、食べるのも飲むのも好きなので…ちょっと気を抜くとすぐにリバウンドしちゃうんです」というサトミさんは、イメージ写真から伝わると思いますが、無類のお酒好き。「そのうちにダイエット自体がおっくうになってきて、最近は体重も右肩上がり(泣)。特に気にしているのはお腹で、最近は体型を隠すような服しか着なくなっちゃいました…。」果たして脂肪吸引でどのような変化を迎えるのか?ぜひこちらの体験談もチェックしてみてください。
脂肪吸引したい!と名乗りを上げたのはサトミさん。30歳になったばかり。
脂肪吸引を受けるきっかけをお聞きしたところ、
一時期頑張ってダイエットしたんですが、お休みに入ると太る、またがんばるというのを繰り返して、全然痩せません(笑)。
運動は嫌いじゃないので、たまに走ったりもするんですが、痩せるほどではなく…。
最近は体型を隠す服ばかりなので、お腹をスッキリさせて、てろーんとしたTシャツワンピを着たいです!
と力強く宣言してくれたサトミさん。ただ、さすがにカウンセリング前は「緊張する~」と呟いていました。
脂肪吸引のカウンセリングでは、はじめに問診票を記入します。身長、体重、薬の服用の有無、いままでの手術歴などなど。
記入が終わると、記入内容についてカウンセラーさんが確認をします。
カウンセラー:「今の時期も花粉きついですか?」「じんましんは喉に出ますか?」
同じ内容を、この後の院長先生によるカウンセリングでも聞くことがありますが、それは何度か確認することで「そういえば」と患者さんが思い出すパターンも多いからだそう。脂肪吸引は大きな手術なので、体質やアレルギー、薬の服用など、患者さんの自己申告に漏れがあっては事故につながるケースもあります。そのために何度も確認をするんですね。
今回のサトミさんも、会話の中で「骨折したことがある」ことを思い出して申告していました。カウンセラーさんとのお話が終わると、ガウンに着替えて川端院長によるカウンセリングです。
「こんにちは、よろしくお願いします」と、柔らかい雰囲気で始めてくれる川端院長に、サトミさんもちょっと緊張がほぐれてきた様子。
最初からサトミさんの体を診るのではなく、まず「脂肪吸引とは」という解説から入るのが雅美容外科流。
「自分が受ける手術がどんなものなのか、リスクも含めて知ってから、受けるか受けないかを判断して欲しい」という川端院長のモットーによるものです。
絵を描きながら解説してくれるので、「わかりやすい!」とサトミさん。
脂肪は、浅い皮下脂肪と、深い部分にあるLFDの2層があって、LFDは人間に蓄えられる脂肪で、ダイエットでは取れないことで知られています。
LFDの周囲には血管や神経が少ないので、ここを中心に脂肪吸引すると、腫れも出血も少なくすみます。でも、「脂肪吸引の効果」として見ると、「思ったより細くならなかった」というのが実感として残ります。なぜかというと、どれだけLFDを取っても、周りの皮下脂肪が厚いと、痩せたように見えないというのが大きいです。
なので、最近は浅い脂肪も、両方取りましょうという方向に変わっていってます。ただ、この浅い脂肪が中々難しくて、いい加減に穴を開けて脂肪を取ってしまうと、すぐに凸凹になっちゃう。ネットで見たことないですか?凹凸になっている画像とか。
あります。大きいセルライトみたいにボコボコしている様子の…。
それです。
浅い脂肪部分には神経や血管が多いので、見た目の凹凸の問題だけではなく、事故に繋がる可能性もあります。たとえば、脂肪以外の組織を傷つけて、水が溜まってしまう。水が溜まると、痛い思いして毎日水を抜きに病院に通わなきゃいけなくなってしまいますし、そこから感染症や凸凹になることもあります。
実際は、正しい技術と機械を使って丁寧な吸引をしているクリニックでは、水が貯まるようなことはほとんどありませんので、安心してください。
あの、痛みとか、手術後の生活が気になるんですが…。
痛み止めも処方しますが、痛くないというのはウソになります。
座り仕事でも、3~4日は休んでもらった方が予後も安心できます。ジョギングが趣味だとか…早い人では1か月後には始めている人もいますが、2~3か月様子を見てという方もいますし、個人差が大きいですね。
わかりました!無理しないようにします!!
この後はサトミさんのお腹をチェックして、脂肪が取れそうな量などをお話しして、先生のカウンセリングは終了。
またカウンセラーさんに戻って、今回は手術を受けることはすでに決めているので、手術日の予約、注意点などを聞きます。ここでも残った疑問などは質問できるのでご安心を。
最後は血液検査で終了。
次回はいよいよ、お腹の脂肪吸引手術です!
不安な部分はなんでも聞いてください
脂肪吸引を受けたい、受けると思っても、不安を感じる箇所は人それぞれです。痛み、仕事への影響(立ち仕事の方は多いですね)、お酒が飲めるのはいつから?、マッサージに行けるのはいつから?などなど…。
「こんなこと聞いたらくだらないと思われるかも」と思わずに、ちょっとでも疑問や不安に思うことがあったら、なんでも聞いてください。
今日はいよいよ手術の日。
「緊張であまり寝られなかった」というサトミさんと、大阪雅美容外科へ。
まずは水着に着替えてビフォー写真。この時点での計測は胸下 (上腹部)79.5cm、ウエスト(一番細いところ)80cm、ウエスト(一番太いところ※ヘソ下2cm)92cm。
これがどこまで減るのか…。
写真の後は、圧迫ガードルの試着、看護師さんから痛み止めの説明などが入ります。
皮膚にじんましんが出やすいというサトミさん、圧迫ガードルを装着した後お腹が真っ赤に。
試着の段階では素肌に着けるのですが、皮膚の負担を考え、必ずストッキングや、肌が弱い人は腹巻やタオルなどを巻くので、術後は大丈夫だと思いたいですが…。
体質的に皮膚に出るだけで喉に出たり、かゆみや痛みがあるわけじゃないので、もう慣れっこなんですよね。
ひっかくとすぐミミズ腫れになります。
と、サトミさん本人はあっけらかん。それよりも、計測結果を聞いて「体型ドラえもんじゃないですか…」とショックを受けてました。
続いて麻酔の先生。相変わらずマッチョです。
サトミさんは全身麻酔がはじめてなので、全身麻酔から覚めた後に起こるかもしれない吐き気などに対して心配があるよう。
麻酔科先生:吐き気が出やすいと言われてるのが「女性」「非喫煙者」「乗り物酔いしやすい」なんですね。
サトミさんは全部当てはまるということですが、あくまでリスク因子なので、吐き気が起こらない場合もあります。術後しっかり休んでいただくのが一番なので、このベッドで休んでください。
わかりました!ありがとうございます。
脂肪吸引手術前最後のイベント(?)は川端院長によるデザインです。
脂肪のつき方、筋肉などを可視化して、取れるところなどを考えていく作業なのですが、サトミさんはどうやら無類のくすぐったがりだったようで、ペンの刺激にふるふる震えてました(笑)。
「掴める棒が欲しい…!」と悶絶。
手術は、消毒してうつ伏せに寝て、全身麻酔するところからスタート。
写真は、スキンポートといって、最近脂肪吸引の手術で導入しているものです。
これは脂肪を吸引するためにつけた傷部分につけるものですが、つけることで傷の治りも早くなり、傷あとも残りにくくなるという優れものなのだとか。
※このあとは、手術中の写真はクリックで開けるようになっています。見てみたい方は開いてください。
麻酔液を体内に注入し、ベイザー波を流します。
手で脂肪の様子を確認しながら、柔らかくなったら次の箇所にベイザー波を流し…というのを右臀部→左臀部とやっていったら、いざ吸引!
最初は、くびれ部分を吸引。ここでいかに取るかでカーヴィなくびれができるかどうかが決まります。量、左右が均等かなどを手のひらの感覚などで確認しながら進めていきます。
背中からも取るのは、くびれをより美しく見せるためです。
右半身が終わったら左の脂肪を取りますが、左右ですでにこの違い。左半身の脂肪を吸引するときは、時折吸引の手を止め、ちょっと引いた位置で左右バランスを確認する川端院長の姿も見られました。
お腹周りの脂肪吸引の注意点は、へそ周りが浮きやすい、下腹部に凸凹が出やすい、前のウエストの取り残しの3ポイント。
とくに前のウエストは、他院の修正などで来院される患者さんのほとんどが「まだ脂肪が取れるのに」という状態なのだとか!
事故や凸凹のリスクを回避するためなのか、脂肪が残っているパターンが多く、本当にもったいないなと思います。
お腹の脂肪吸引なんて、前のぽっこりをなんとかしたい人がほとんどでしょうに、取り残しは泣ける!!
背中側が吸引完了してこの状態。
全体的に細くなっているのがわかります。
そして体を裏返し、前側の吸引開始!
順調に吸引していたように見えるのですが、脂肪がややかたいということで、またベイザー波を当てることに。
おへそ周りの残りやすい脂肪もしっかりと吸引して完了!
写真は縫合後です。
今回の吸引量は2.5リットル。普段ジョギングをしている効果か、思ったよりもお腹周りに筋肉がついていて、川端院長いわく「もう少しいけると思った!」とのことです。
看護師さんが体をきれいにしてくれて、麻酔が抜けるまでベッドで休憩に入ります。
目覚めたのは約4時間後。先生の確認を受け、今日は新幹線で帰宅です。
次の通院は1週間後の抜糸。
編集部:手術はどうでしたか?
今まだ麻酔が効いているのか、思ったよりは平気という感じです。麻酔がきれたときが怖いですね(笑)。
帰りは551で焼きそばを食べたのですが「あんなにお腹すいていたのに、包帯のおかげでそんなに食べられないですね。これ、もしかして圧迫下着つけてれば、二重のダイエット効果もあるかも!」と前向きなサトミさんでした。
脂肪吸引を受ける際に重視すべきは…
おへそ周りをギリギリまで粘ることで、一番気になる下腹の部分がスッキリとします。文中でも言ったのですが、ここを取り残してしまって、修正を希望される患者様は後を絶ちません。
今回のサトミさんのように、一見脂肪でも、実際に吸引してみると「取れない!」ということはよくあることです。今まで多くの脂肪吸引を行っていますが、同じ人は一人としていない。それが脂肪吸引の難しいところです。
私が「脂肪吸引は経験値が高い・症例数が多い医師に執刀してもらうべき」と言うのはそのためです。
勇気を出して、さらに高い金額を払って脂肪吸引するからには、できる限り後悔のないように、慎重に医師を選んでください。
※編集部注:今回サトミさんが受けた「お腹の脂肪吸引」はベイザー法脂肪吸引(上腹部・下腹部・ウエスト・腰)」(63万8,000円)「カニューレ孔追加(背中)」(5万円)の治療です。別途、血液検査(1万円)、麻酔(3万円)、ウエストニッパー(2万円)がかかります。
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