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脂肪吸引の体重制限

クリニックによっても異なりますが、脂肪吸引術には体重制限が設けられていることも。身長と体重のバランスによっては、施術を受けることができない可能性があります。

余分な脂肪を取り除く脂肪吸引術に、なぜ体重制限が必要なのでしょうか。その理由を詳しくチェックしてみましょう。

脂肪吸引に体重制限はある?

目安は「BMI30」

アメリカの形成外科学会は、BMIが30を超える人に対しては脂肪吸引を行うことはできないとしています。その理由は、深部静脈血栓症などの合併症のリスクが高まるため。日本でもこの基準に倣って、BMI30未満の人のみを脂肪吸引術の対象とするクリニックが多く見受けられます。

一方、日本では脂肪吸引に関して明確な体重の基準は定められていません。そのため、クリニックによっては、BMI30を超える人に対しても脂肪吸引の施術を行っていることもあります。

受け入れを行っているクリニックを探せば、体重が多めでも施術を受けること自体は可能となるでしょう。しかし、体重がさほど多くない場合に比べてリスクが高まる点には十分留意する必要があります。実際に施術を受けるかどうかは、医師の説明をよく聞き、期待できる効果や起こる可能性のある合併症についてしっかりと理解してから慎重に判断しましょう。

BMIとは

BMIとは、肥満度を表す指数のこと。BMIという言葉はBody Mass Index(ボディマスインデックス)の略称であり、「ボディマス指数」「体格指数」などとも呼ばれています。

BMIの数値は、体重を身長(m)の2乗で割ることで算出することができます。たとえば身長160cm、体重62kgの人のBMIは、60÷1.6÷1.6=23.4375ということに。

脂肪吸引を受けられないケース

体重の多い・少ないにかかわらず、脂肪吸引を受けることができないケースも存在します。具体的には、以下のような項目に当てはまる人がそれに該当します。

  • 貧血がある
  • 18歳未満、あるいは高齢である
  • 麻酔に対するアレルギーがある
  • 妊娠・授乳中である
  • 痩せ型である(吸引できるだけの皮下脂肪がない)

上記のいずれか、または複数に当てはまる場合は、脂肪吸引を受けることは難しいでしょう。このほか、施術を受けたい部位の皮膚に外傷がある時や、何らかの病気の治療中である時にも、施術を受けられないことがあります。

脂肪吸引=肥満治療ではない

脂肪吸引に対して、「すぐに痩せられる方法」「つらい運動や食事制限なしで体重を減らせる方法」というイメージを抱いている人もいるかも知れません。しかし、脂肪吸引はダイエットを叶える手段ではありません。どちらかといえば、ダイエットの努力をしてもなかなか落としきれない脂肪を部分的に取り除き、ボディラインを整えるための手段であると考えた方がよいでしょう。

内臓脂肪は減らせない

まず、脂肪吸引で取り除くことができるのは、皮膚のすぐ下にある皮下脂肪だけです。内臓の回りにつく脂肪、つまり内臓脂肪を除去することはできません。

ひとつの目安として、へその周りの腹囲が男性で85cm、女性で90cm以上ある場合は、内臓脂肪型肥満の可能性が高いと言われています。このような場合、皮下脂肪を脂肪吸引で取り除いたとしても、思うようにボディラインを整えることは難しいと考えられるでしょう。

体重の大幅な減少は見込めない

脂肪吸引で取り除くことができる脂肪細胞は、水に浮かぶほど軽い組織です。したがって、リスクを生じにくい範囲内で吸引を行った場合、大きく体重が減るようなことはありません。

はっきりと体重の変化を見込めるほど大量の脂肪を一度に吸引するのは、身体にとってとても危険な行為。合併症や後遺症のリスクが上がるばかりか、時には命に関わることもあるのです。

一度に大量の脂肪を取り除くことはできない

脂肪吸引は出血を伴う施術であるため、安全上一度に大量の脂肪を除去することはできません。どうしてもより多くの脂肪を取り除きたい場合は、一度体の回復を待った後、改めて施術を行う必要があります。

一度の脂肪吸引で取り除ける脂肪の量の限度は体重の3~5%程度までであり、一回の施術で取れる脂肪の量の平均は3000~4000cc程度だとされています。なお、これは一部位のみの数値ではなく、お腹や太ももなど複数の部位にわたって吸引を行った場合の総量です。

体重の多い人が脂肪吸引を受けるには

脂肪吸引を受けたいが体重が多すぎるという場合は、まず食事や運動の工夫によって体重を減らすことが必要となります。医師の指示に従ってある程度体重を落としてから、改めてボディラインが気になる部位への脂肪吸引を行うことで、より健康的で美しいスタイルを実現することが可能となるでしょう。

体重を落とす方法

規則正しい生活リズムを心がける

昼夜逆転の生活や不規則な食事、睡眠不足といった生活リズムの破綻は、肥満のリスクを上げることが分かっています。毎日決まった時間に三食きちんと食べることや、夜はしっかりと睡眠をとることを心がけましょう。

野菜中心のバランスのよい食事を心がける

消費カロリーが摂取カロリーを上回れば、身体は自然と痩せていきます。食事の際は、低カロリーで、かつビタミンや食物繊維が豊富な野菜やキノコ類をふんだんに取り入れたメニューを選ぶよう心がけるとよいでしょう。

ただし、炭水化物や肉類などを極端に制限して野菜ばかり食べたり、食事を抜いたりするのは禁物。バランスのよい食事を摂ることが、健康的なダイエットの近道です。

よく噛んでゆっくりと食べる

たくさん咀嚼することで満腹中枢が刺激され、より少ない量でも満足感を得られると言われています。ひと口につき30回噛むことを目標に、ゆっくりと食事を楽しみましょう。

肥満手術を受ける

非常に太っている場合や、体重を減らすことが難しい場合は、胃の容量を小さくするなどの手術によって減量を行う方法もあります。BMIが35以上の高度肥満に該当し、かつ減量のための内科治療を半年以上受けても効果が得られなかった場合には、手術による治療を検討することが可能です。

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